
kodomoni.流ランドセルの選び方講座
ー 軽さは正義じゃない ー
「軽いほうがいい」は本当に正解?
ランドセルを選ぶとき、多くの方がまず気にするのが「軽さ」です。「1,000g以下!」「業界最軽量!」といった言葉が広告やカタログにも大きく出ていて軽ければ軽いほど子どもに優しいと思い込んでしまうのも無理はありません。
ですが実際のランドセル選びを【数字の軽さだけ】で判断してしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があります。
ランドセル業界そのものが「軽さ神話」にとらわれすぎているからです。
ここでは、軽いランドセルの危険性、そして本当に大切な選び方について整理していきます。
軽いランドセルってどう感じる?
「ランドセルが重い」と言われている現代では「軽い」いわれるとよさそう感じてしまうのは当然ですよね。
しかしランドセルって本当にそんなに重いのでしょうか?
空の状態のランドセルを背負った時のお子様の感想は多くは「軽い」。実は本当に重いのは「中の荷物」なんです。
学齢×主要地域別の荷物のみの重さ平均
本当に大切なの は「背負いやすさ」
では何を基準に選ぶべきなのでしょうか?答えはシンプルで、「子どもの体に合っているかどうか」 です。
肩にフィットして、ランドセル全体を背中に密着させ背骨や腰にかかる圧力を分散しているか。
実際に体に合っている場合には1,500gの本革モデルを「軽い!」と感じるお子さまも珍しくありません。体にフィットし重さが分散されていると数字上の軽さよりも軽く感じるのです。

ランドセルの重さは意味のある重さ
一般的なランドセルは1000〜1500g程度ですがこの中に「意味のない重さ」はありません。6年間使える強度や利便性、背負い心地を良くするための機能などでランドセルは成形されます。
軽量化が進みすぎると補強材やクッションなどを削り耐久性が下がったり、背負い心地が悪くなる場合があります。
たとえばあるメーカーのランドセルの素材で本革の次に重いのが「低反発のクッション」という実例もあります。
教材の重さは1年生で平均2kg、学年が上がると5kg程度。ランドセル本体の重さが100〜200g変わっても教科書1冊分程度です。
重さをしっかり体に未着・分散させ、姿勢が崩れず余計な負荷がかからないことが重要なのです。
失敗しないための選び方
ランドセル選びで失敗を避ける唯一の方法は、背負って体に合うか確かめる=フィッティング です。
軽さだけで選んで使い始めてから「思っていたのと違う…」と後悔する可能性もあります。
プロがフィッティングをして体に合うものを見極めることで負担が少なく通学できます。kodomoni.ではメーカーを超えて中立的に比較し、一人ひとりに合ったランドセルを一緒に選ぶお手伝いをしています。














