ランドセル選び方講座③|「軽い」に惑わされない。痛みを減らす“負担軽減機能”の見極め方
- マツコ

- 5 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは。ランドセル専門店 kodomoni.🎒のマツコです。
「軽いランドセルを選べば楽になりそう!」と思いますよね。でも、“軽い=痛くならない”とは限りません。
今日は、お子さまの痛みや辛さを減らすための“負担軽減”と、その選び方をわかりやすくお話しします。
今日のポイント✅
ランドセルより中の荷物が重いので、本体の数百gだけでは差が出にくい。
痛みの正体は重さのかかり方+姿勢+筋肉の緊張。
“体に合った負担軽減機能”(例:立ち上がり背カン+ベルト形状+クッション)を選ぶ。
1. いまの「荷物の重さ」の現実📦
1年生でも平均2kg、学年が上がると5kg以上になることも。入学時の平均体重20kg前後に対して10%超の負荷になる場合があります。
だから「軽い本体」に変えても、中身が重い限り体感差は小さいことが多いんです。
例:980gと1200gに2kgを入れると、2.98kg vs 3.2kg。約200g差は背負ってもわかりにくいことが多い。
2. 負担の正体は「重さそのもの」ではない💡
痛みや辛さの多くは、
①重さの集中(肩だけで支える等)
②姿勢の乱れ(前かがみ等)
③筋肉の過度な緊張
で起きます。しかしこの負担はフィッティングで体に合ったものを選べば大幅に減らせます。
3. “負担軽減機能”って何?🎒
背負い心地に関わる設計のこと。
ベルト付け根の立ち上がり(背カンまわり)
肩ベルトの形状・太さ
背あて/ベルトのクッション材 …など。メーカーやモデルで作りはさまざま。見た目は似ていてもお子様の小さな体に対しては背負い心地で大きな差が出ます。
4. これだけは外せない:「立ち上がり背カン」✅
ランドセルの負担軽減のなかで「これだけは外せない」のが「ベルトの付け根の立ち上がり」。
この機能は背中に密着しやすく、背中全体で重さを受けられるように考えられています。

立ち上がりなし:背中に隙間➡︎肩+腰の2点で支える➡︎肩などの圧迫感を感じる➡︎前かがみになりやすい

立ち上がりあり:背中に密着➡︎背中全体で支える➡︎負担が肩・腰に偏らない➡︎正しい姿勢を保ちやすい。

5. 「合う/合わない」で変わるポイント👀
ベルトの形状:肩幅に合わずはみ出すと肩周りの過緊張の原因に。
背面長:お子さまの背中の長さよりランドセルの背面が長すぎると、
下端がお尻に当たる➡︎背中に隙間があく➡︎前かがみなどの姿勢悪化・肩への圧迫感で過緊張状態に。
つまり、ベルトの立ち上がり+肩ベルトの形状・背面長が合えば、負担を減らせます。
6. 失敗しないための試し方(お店で見るポイント)📝
重りを入れて試す(目安:2kg)。空のままでは判断できない。
背中に隙間がないか、痛い/過緊張の箇所がないか、前かがみにならないかをチェック。
同じ“立ち上がり背カン”でもモデルごとに違いがあるので、複数モデルで背負い比べをすると違いが明確になります。
きょうのまとめ📝
本体の「軽い/重い」より、フィッティングで体にあったランドセルを見極めるのが負担軽減につながる。
立ち上がり背カン+肩に合うベルト形状・背面長がポイント。
重りを入れてフィッティングし、背中の密着・姿勢の乱れ・過緊張がないかを確認。
よくある質問(FAQ)❓
Q. 軽ければ楽になりますか?
A. 中の荷物が重い限り、数百gの差は体感しにくいことが多いです。重さのかかり方(分散)を整える方が効果的。
Q. まず何を見ればいい?
A. 立ち上がり背カンを前提に、ベルト形状・背面長・クッションがお子さまの体に合うかを見るのがポイント。
Q. 試すときのコツは?
A. 2kg程度の重りを入れ、背中の密着・姿勢の乱れ・過緊張がないかを確認。複数モデルで背負い比べを。
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