WEB版ランドセルの選び方講座
〜 Chapter5 :基準④背負う補助機能〜
ランドセルの背負う補助機能というのは
ランドセルについている「負担を軽減するための機能」ことを言います。
これはメーカーさんのカタログやホームページに
こんな風にベルトがいいよ、背中がいいよ、などと書いてあるものです。
これはメーカーさんがそれぞれ考えてこんないい機能を作ったよ!というお話しです。
しかしそれがお子様とっていい機能であるかはまた別の話です。
靴で例えるとわかりやすいのですが、
いろんなメーカーがそれぞれいい機能を搭載していますよね。
例えば、クッション性や柔軟性などに優れたものなどいろいろあります。
しかし、どんなに優れた機能でも、痛くなってしまう靴ってありますよね。
これはその靴が悪いわけでも、足の形が悪いわけではなく相性です。
実はこれ、ランドセルも同じなんです。
お子様の骨格や体格、筋肉量によって合うランドセルは変わります。
これはそれぞれのランドセルの負担軽減機能がどのようなものかによって変わります。
背カンの構造・ベルトの形や厚み・背当ての形や素材
全てが合わさった総合的なランドセルがどんな負担軽減機能を持っているか、
そしてお子様の骨格・体格・筋肉量とそのランドセルの相性が合うか
これが一番重要となります。
もちろん大前提として負担軽減機能がついていることは大事ですが
どんなにいい機能がついていてもお子様の体にきちんと働かなければ
意味のないどころか逆に負担ととなってしまう場合もあります。
なのでお子様の負担を減らしたいのであれば
お子様の体に合った、負担軽減機能が働くランドセルを選ぶことが
何よりも重要なんです。
そもそも、昔のランドセルには負担軽減機能はついていませんでした。
ではなぜランドセルに負担軽減機能がついたのでしょう?
①ランドセルの巨大化:昔の教科書はB5サイズが基準でしたが、年々大きくなりA4サイズが基準になりました。
それに伴ってランドセルのサイズ自体がB5が入るサイズからA4が入るサイズへ巨大化しました。
②荷物が増えた:教科書のカラー化が進み、わかりやすくするために図解も増え、教科書が厚くなりました。
また、ゆとり教育からの流れで学習時間が少なくなったため、
教科書を持ち帰り家でも勉強するよう推奨されており、荷物が増えました。
他にも水筒を通年持っていったり、学童の荷物があったり時代と共に様々な変化がありました。
ランドセルの負担軽減機能は大きく分けて3つです
①背カン:ベルトの付け根部分の金具の名称です。
この金具がどういう形状をしているか、どういう動きをしているかはそれぞれ異なります。
詳しい解説はこちら(YouTube)・立ち上がり背カンのより詳しい説明はこちら(YouTube)
②ベルト:ベルトの形や裏側のクッションがどう入っているかはメーカーにより異なります。
③背当て:背中のクッションがどんな形をしているか、どれくらいの厚みがあるか、
どんな素材をつかっているかはメーカーによって異なります。
それぞれの負担軽減機能についてはそれぞれ詳しく解説していますので
気になる方はぜひ動画をご覧になってください。
他のの基準については下記のページで説明していますのでご覧ください。
今回のお話のYouTube版はこちら