WEB版ランドセルの選び方講座
〜 Chapter3 :基準②容量や機能 〜
まずランドセルのサイズのお話でよく話題にあがるのは
「A4クリアファイル」「A4フラットファイル」
どちらに対応しているかというお話です。

「A4クリアファイル」
A4サイズの紙がピッタリ入る
ビニール素材のファイル

「A4フラットファイル」
A4サイズの紙に穴を開けて綴じる
紙の素材のファイル
大きさはA4フラットファイルの方が一回り大きく、
近年のランドセルは「A4フラットファイル」に対応したサイズに統一されています。
切り替わりの時期にはどちらのサイズに対応しているかが話題になりましたが、
現時点ではA4フラットファイルの商品が市場のほとんどになりました。
しかしネットで購入する場合や型落ち品を購入する場合は
A4クリアファイルのサイズの場合もありますので注意が必要です。


カタログのランドセルの表記で「高さ・幅・奥行き」と記載がありますが
示しているのは左の図の場所のことです。
もちろんものによって差はありますが、
ロッカーのサイズがだいたい決まっているため
極端に大きいものは多くはありません。
その他にも「大マチ・小マチ・ポケット」と記載がありますが
示しているのは左の図の場所のことです。
よく「大マチ〇〇センチ」などの表記がありますが
これは一番大きいマチ部分の奥行きが何センチあるかの表記です。
大マチのサイズは12cmが平均に近年はなっています。
だいたい11cm〜14cmほどで5mm刻みであり、
大容量と言われるものは大マチが13cmを超えます。
ここで気になるのは
「大きい方がいいのか?」という部分ですよね。
大容量のメリットは
①両手が空く:転んだ時に安全・雨の日に楽・手が振りやすいなど
②荷物を一つにまとめられる:上着などを脱いだ時に入れられたり、手提げを忘れることがない
③水筒などの嵩張るものまでいれられる:とにかくなんでも詰め込みたい場合はおすすめ!
などとにかく「入れたいと思ったら入る」ということです。
逆に大容量のデメリットは
①荷物をいれっぱなしにしてしまう:入るからいいや〜となってしまうかも?
②ロッカーに入らない:特に小さいロッカーの学校の場合は注意が必要!
しかしこれは容量ではなく本体の外寸の問題なのでよく確認してください。
③荷物が中で揺れる:荷物が少ない時は中で荷物が揺れます。
給食袋などが入っていれば揺れません。
④見た目が大きい:容量が小さいものと比較するとスリムではないです。
⑤重くなる場合もある?:大マチの部分が大きいと重くなる傾向にありますが
重さはこれだけでは決まるわけではありません。
では逆に小さい容量のメリットは
①見た目がスリム:荷物が入らないということはスリムです!
②軽くなる?:小さければその分軽くすることが可能です!
逆に小さい容量のデメリットは
①手荷物が増える:少し荷物が増えるだけでもランドセルに入らず手持ちになってしまい
両手があくことが少なくなってしまいます。
②横がけが増える:ランドセルの左右にかける荷物が増え、
ぶつかったり車などに巻き込まれたりするリスクが高まります。
③水筒が入らない:肩にかけて登校する際に転んでぶつけてしまい危険な場合もあります。
ちなみにランドセルどんな風に使うのでしょうか?
大マチ:教材などを入れる(入れば水筒や筆箱も)
小マチ:連絡帳などを入れる(入れば筆箱や給食袋も)
※小マチが広がるタイプやタブレット収納機能がついているものもありますが
小マチには重いものは入れないことがおすすめです※
ポケット:ハンカチ・ティッシュ・マスク・靴下の替え・鍵・GPS
地域によっては防災用品や女の子は生理用品を入れることもできます。
※ポケットは小さいタイプや大きいタイプがあるので
入れたいものや使うかを考えて必要な大きさを検討するのがおすすめ※
どれがおすすめかはご家庭により異なります!
お子様の性格や地域によっては指定の持ち物がある場合があるため、
何が便利か、必要かは各家庭によって異なります。
基本的には一般的な容量を超えていれば使っていて困ることはなく、
お子様の順応していくのでご希望に合わせて選んでみてください!
他のの基準については下記のページで説明していますのでご覧ください。
今回のお話のYouTube版はこちら